システム概要

これまで東レではバルーン拡張式弁形成術用カテーテル イノウエ・バルーン™を開発し、世界で高く評価されてきました。その技術を応用して世界で初めて開発したのが、高周波電流でバルーン内を加熱するホットバルーンシステムです。柔軟なバルーンからの熱伝導を用いることで、電極が直接心筋に触れることなく、心房細動の原因となっている心筋を一度に円周状に焼灼して治療することができます。
システムは、高周波バルーンカテーテル「SATAKE・HotBalloon®カテーテル」、専用高周波発生装置「SATAKE・HotBalloon®ジェネレータ」、デフレクタブルガイディングシース「トレワルツ®」「東レDGシース」から構成されます。デフレクタブルガイディングシースを用いて目的とする肺静脈口周辺にバルーンを誘導し、バルーンを希釈造影剤で拡張して組織に押し当て、高周波発生装置から発生される高周波電流によってバルーン内を加熱します。

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